設備・製品案内

製品案内

固形版

板状樹脂について

CDIイメージャー

厚み1.14mmから7mm、幅1520mmまで処理可能なCDIイメージャーで樹脂版表面のブラックレイヤーに画像を描画し次工程の露光機でUV露光を行います。

※ 1520mmを超えるデザインも1800mmまではアナログ版で対応可能。

洗い出し機

環境衛生的に配慮されたクローズドタイプの洗い出し機で、版厚1.14mm~7.5mmまで処理可能。

乾燥機

2000mm×1300mmの棚が5段あり、それぞれにタイマーが付いており乾燥の終了を知らせます。乾燥機の上段にはフィニッシュ露光機があり、乾燥の終わった版からフィニッシュ露光処理がされます。
(フィニッシュ露光により、版表面のベタ付きを取り、紙粉の付着を押さえ、インクの着肉・転移性を高めます。)

板状樹脂版の製造プロセス

manufacturing process

  • 1
    レーザー描画

    レーザーにより樹脂表面のブラックレイヤーをデータ通りに焼き飛ばします。

  • 2
    メイン露光

    レーザー描画機(CDI)から露光機へ移し、メイン露光を行います。
    このステップで描画された部分が紫外線により硬化して溶剤で溶けない部分が形成されます。

  • 3
    洗い出し

    非画像部の硬化していないポリマーを溶剤とブラシによって洗い出し、除去します。
    硬化したポリマーは溶かされずに残り、レリーフ(凹凸)が形成されます。

  • 4
    乾燥

    樹脂版内部の含浸溶剤成分を蒸発させて十分な時間をかけ乾燥を行います。
    膨張していた樹脂版が正規の版厚に戻ります。

  • 5
    後露光

    2種類の波長の異なる紫外線ランプにて最終的な露光を行い、樹脂版を完全に硬化させると同時に表面のベト付きを取り除きます。